カマグラ(バイアグラのジェネリック医薬品)の効果

おち夢クリニックの講演会を聴きに行ってから、妻は毎日カマグラを一錠飲んでいる。夜に、ジェイゾロフトジプレキサの効果を高めるために、飲んでいるそうだ。血流がアップするので、他の薬の薬効を最大限に引き出すためだと妻は力説している。寝ている間に、体温が上昇して、厚着の彼女は汗をかいては着替えに起きたりしているようだ。でも、彼女は、脳細胞のために、汗をかこうがカマグラをやめたくないらしい。カマグラのおかげか、彼女の冷え性は例年よりマシだそうだ。毎年、家の中にいても、靴下の裏に貼るカイロを貼っているらしいが、今年はまだ、二日しか使用していないらしい。養命酒、ビタミンEなど、冷え性に良いと思われるサプリは、いろいろと試してきたらしいが、どれも効果はなかったらしい。そんな彼女が唯一冷え性に効果があるというサプリが、カマグラゴールドである。ちなみに妻は、うつ病&統合失調症になってから、冷え性がひどくなったと言っている。つまり、脳細胞の損傷が、冷え性など、あらゆる体の不調を引き起こしている原因だと考えているらしい。心の病とは、脳細胞の損傷によって起こる脳の病論を信じて疑わない、ちょっと変わった妻だが、今は双極性障害の僕の病を安定させるために、気をもんでいるようだ。今のところ、ジェイゾロフトと、ジプレキサと、もろもろの睡眠薬で、僕の日常は保たれている。双極性障害には、抗うつ剤を処方したがらない医者が多いが、妻が言うには、今の僕には、必要だそうだ。ネットで、実際に双極性障害の男性が抗うつ剤も飲んで調子が良くなったという記事を妻が見つけて、僕に服用するように勧めた。妻は、学会でまかり通っている精神科医のセオリーというものが大嫌いだそうだ。名駅近くの某クリニックの医者によって、僕がセオリーどおりの処方で薬漬けになったというのが彼女の見立てだ。会社の産業医も、某クリニックの処方を推進してくる。彼女によれば、産業医も僕を薬中患者にして、会社に通えなくする悪い医者達だそうだ。確かに、彼女の言うように、セオリーに反して異端児扱いを受けている医者の処方で、僕はどん底から、なんとか這い上がってこれた。妻自身、精神疾患を抱えているが、彼女が通ってきたセオリーどおりの処方をする病院の待合室で、快方に向かう患者を目にしたことはないそうだ。患者は、医者に通い、処方される薬を疑いもなく服用する。しかし、精神疾患ほど、薬物の泥沼に入り込む病気はない。時には、ブラックジャックのような異端児的な発想で病に取り掛からないと、地獄を見る羽目になると、妻は今日も僕を脅迫してくる…